1980年代から1990年代にかけてカセットテープは音楽市場の主流メディアの1つとして注目されました。そして、カセット付きのカーオーディオも一般的になり家庭用・車用どちらでも利用されて生活の一部として欠かせないものに。

しかし、1990年代前半までCDと並ぶ音楽メディアとして広く使用されましたがデジタル化により次第に衰退。

こうして長い年月が過ぎ長期間保管されて不要になったカセットテープは多く存在します。

2010年代後半からのレトロブームによりカセットテープが再評価される時代になりました。

不要になったカセットテープをレトロブームの今手放そうと考えてる方は賢明と言えるでしょう。この記事ではこれからカセットテープを売りたい人に「おすすめの売り方」「高く買い取ってもらえる方法」を詳しく解説していきます。

出張買取と宅配買取について

買取業者に買い取ってもらうためには出張買取と宅配買取の方法があります。「自分はどちらがいいの？」と疑問に思う方もいるでしょう。この2つの買取方法を簡単に説明していきますので自分に合った方法を考えてみましょう。

出張買取とは

出張買取とは自宅や会社など指定された場所に買取業者が訪れてその場で査定して買取してもらう方法になります。

店に出向く必要がなく、大量に売りたいものがあった場合でも一度で全て買い取ってもらえるでしょう。

家にいるだけで荷物の搬出までしてくれるから非常に楽です。

宅配買取とは

宅配買取とは売りたいものをダンボールに入れて買取店に発送します。到着したら買取店のスタッフが査定して買取してもらう方法です。

非対面で自分の好きな時間に買い取ってもらうことができます。やり方もシンプルで事前に電話やメールで連絡してから発送するだけです。

発送に関しては近くの配送会社を利用するか、コンビニからでも発送できます。

集荷サービスも行っているので自宅まで荷物を取りに来てくれるから家の中で全て完結します。

出張買取や宅配買取についてもっと詳しく知りたい方は下記のブログをご覧ください。

高く買い取ってもらえるカセットテープ

古いカセットテープだからといってなんでも高く買い取ってもらえるわけではありません。

高く売れるカセットテープの特徴をご紹介していきます。お持ちの場合はぜひ買取を検討してみてください。

有名なアニメ、アイドル、歌手のカセットテープ

1980年代から1990年代で有名なアニメ、アイドル、歌手のカセットテープは高く買い取ってもらえます。

アイドルや歌手については松田聖子、中森明菜、岡田有希子、菊池桃子、竹内まりや、山下達郎などの方々です。

アニメについてはドラゴンボール、銀河鉄道999、マジンガーZなどのロボット系などがあげられます。

状態やタイトルによって査定額が変動しますので参考にしてください。

メタルテープ　(Type Ⅳ)

より高音質な録音や再生を可能にするために開発された高性能な磁気テープです。

その中でもTypeⅣはカセットテープの中でも最高音質を誇るものです。

製造コストの高さや専門性のある操作が必要だったため一般的に普及されていなかったので流通量も少なく現在では高く買い取ってもらえるのです。

同じく高性能であるハイポジションテープも高く買い取ってもらえるでしょう。

SONY、maxell、TDKから発売されており、メーカーや内容によって査定額が大きく異なるので買取店に問い合わせてみるといいでしょう。

未開封のカセットテープ

使用されたカセットテープと未開封品では買取価格が大きく異なります。コレクターの方は未開封品を求めて購入されることが多く、その希少性から買取価格も高い傾向にあります。

未開封品だったから査定額が倍になったなんてことはよくあります。未開封品で有名アーティストやメタルテープのカセットテープが1番高く買い取ってもらえる良い組み合わせでしょう。

希少品である

市場に出回る数が少なく、入手が困難なものを希少品といいます。限定品や特定地域でしか売っていなかったもの、人気が高いものなどがあげられます。

シクラメンのかほりを収録した「テレサ・テン愛の世界」のカセットテープは非常に希少なものになります。

素人では極めて判別が難しいであろう希少品は一度問い合わせて価値を見てもらいましょう。

録音済みのカセットテープも買い取ってもらえる

使用済みや録音してしまったから買い取ってもらえないだろうと諦めてしまう人が多くいます。

実はそういったカセットテープでも買取してもらうことは可能です。

通常の使用されたカセットテープでは買取してもらえないことはありますが、ハイポジションテープやメタルテープは買い取ってもらえることもあります。

録音済みや使用されたカセットテープでも前述にも紹介したような有名アイドルや歌手のものは買取してもらえるでしょう。

売れないだろうと自分の判断で処分してしまわずに全て査定にだすことで査定額が上がったり、思わぬお宝に巡り合うこともありますので分からないものは買取店に見てもらうことが大事です。

高く買い取ってもらうためにすべきこと

以下のことを実践することでカセットテープを高く買い取ってもらう可能性が上がるのでぜひやってみましょう。

カセットテープを綺麗にしておく

売りに出すものは見た目を綺麗にすることは重要です。

長い間保管しているとホコリの付着や汚れ、傷がついてしまいます。

表面のホコリは柔らかい布で乾拭きをしてから水拭きをすることで綺麗になります。水拭きの前に防水である部分か確認しましょう。

シールなどのベタベタはアルコールやハンドクリームで落とします。ベタベタにハンドクリームを塗って数分放置した後、指などで馴染ませてから柔らかい布などで拭き取るととれます。

アルコールの場合は柔らかい布にアルコールを馴染ませてベタベタした箇所に数分間貼り付けておきましょう。その後、拭き取ることで除去ができます。

アルコールの代用品として除光液や香水などが使用できます。

プラスチック部分で使用すると表面を傷めてしまうことがあるので注意が必要です。

付属品をそろえておく

カセットテープに付属している歌詞カードやケースを揃えておくことが大事です。

録音されたものであっても付属品を揃えて査定に出すことで買い取ってもらえたり、査定金額がアップすることがあります。

宅配買取を利用する

買取店側がすると出張買取はお客様の家に向かう時間やコストがかかります。それに比べて宅配買取はそういった手間がないのでその分高く買い取ってもらえるでしょう。

カセットテープはコンパクトなのでダンボールに多く入れることができ、大量であっても宅配買取で問題ないと言えます。

まとめて査定依頼してもらう

カセットテープは査定金額に幅がある為、量がある場合はまとめて査定依頼してもらいましょう。

まとめてだすことで買取額をアップしてくれる買取店があったりします。

カセットテープ以外でDVDやCDなど他にだすものがあれば同時に査定してもらいましょう。

対応しているジャンルは買取店によって違いますので問い合わせしてみることが重要です。

買取してもらえなかった時は

どこの買取店に査定してもらっても値段がつかなかった場合は、個人でフリマアプリを使用して現金化したり、ゴミにだして処分しましょう。

買取店で値段がつかなかったものはフリマアプリでも安かったり、売れなかったりします。そういった場合は単品で出品せず、まとめてだすことで売れる可能性があります。

お金をだして捨てるくらいならフリマアプリで安くても売れた方がいいですね。

フリマアプリは出品から発送まで自分でしなければならないのでトラブルがあった場合は自己責任でお願いします。

それでも売れないものは思い切ってゴミにだして処分しましょう。自治体によって捨て方が異なるので「〇〇市　カセットテープ捨て方」などで調べると可燃ゴミなのか、不燃ゴミなのか調べることができます。

まとめ

カセットテープを売る方法として出張買取と宅配買取がありましたね。

高く買い取ってもらえる特徴として

・アニメ、アイドル、歌手などのもの

・未使用、未開封のカセットテープ

・年代は1980年代〜1990年代である

・メタルテープ(TypeⅣ)

・希少品であるか

ということが大事です。

高く売れそうなカセットテープは査定にだす前に「綺麗にしておく」「付属品を揃えておく」ことをしておきましょう。大量にある場合はまとめて宅配買取にだしてみることで思わぬものが高い値をつけるかもしれません。

レトロブームの今だからカセットテープの買取を検討してみてはいかがでしょうか？