一昔前、制作現場から排出された使用済みのアニメセル画の多くは廃棄されていました。しかし、その一部はファン向けの記念品として数千円で販売されていたり、制作スタッフが持ち帰っていました。こうした過程で手に入れられた当時物のセル画は現在でもコレクターから人気があり、金剛洞では得意ジャンルとして買取しています。

アニメ制作会社に勤めていた方が持ち帰ったセル画の売却依頼をいただきました。奈良県奈良市にお住まいの方で大阪に来たついでに持込買取としてご来店。

松本零士の代表作「銀河鉄道999」でヒロイン役のメーテル、車掌のアニメセル画になります。

黄色い特徴的なフレームが付いており、背景画付きで保管状態も申し分ございません。その他、2点は若干加水分解が進行しており、フィルムシートと紙を剥がすことができない状態でしたが、どちらもお値段つけて買取しました。

セル画の査定基準や値段の付け方をよく聞かれます。査定基準は「作品」「キャラクター」「構図」「保存状態」を主に見させていただき、そのトータルを参考にお値段をお出しします。もっと細かな点を確認することもあります。

そして、金剛洞では日本だけでなく海外の相場を意識し、少しでも高いアニメセル画の買取を心がけております。セル画には加水分解による消費期限があり、現在も進行形で傷み続けています。10年後には綺麗な状態のセル画が壊滅している可能性もあります。まだ綺麗な状態の今、手放す機会があれば、ぜひ当店にお問い合わせくださいませ。